隣に引っ越してきた北小路えりなさんに、 学生の僕は叶わぬ想いと知りながらも恋をした。 あれから十年。 再会した彼女は、あの頃と変わらないとびきりの笑顔で、 小さな店のカウンターに立っていた。 「自分の店を抱えた45歳のオバサンなんて、誰も口説かないって」 「もうオバサンなの。火遊びする歳じゃないのよ」 学生だった僕は社会人になり、 ‘隣のお姉さん’だった北小路えりなさんは、 人妻から――一人の女になっていた。 軽くかわされる告白。 年齢、立場、現実。 九年越しの想いは、あっけなく否定される。 それでも、忘れられない。 あの声も、あの夜も、あの笑顔も。 俺はえりなさんを毎日口説き続けた。そして──。 「……もう…! 知らないからね… こんな歳の女を焚きつけて……!!」 「本気じゃなかったら…許さないからねV」



























































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